今回はユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集を読んでみたので紹介します!!
ユダヤ人とはどんな人たちなのか
世界の人口の約0.2%にもかかわらず、ノーベル賞受賞者の20%以上をユダヤ人がしめているといわれています。
頭脳が優秀で成功者、大金持ちが多いのが特徴です。
かの有名なGoogleやFacebookの創業者もユダヤ系です。
過去にさかのぼると土地を追われ、迫害を受けてきた歴史があるのも事実です。
波乱万丈な歴史の中で「生き延びる智慧」を築き上げてきたといわれています。
そのような知恵が今日のユダヤ人の成功に結び付いているといえるのではないでしょうか。
「タルムード」とは
ユダヤ教の多くの教派で聖典としてみとめられており、ユダヤ教徒の生活、信仰の基となっているのが「タルムード」です。
長い歴史の中で築き上げてきたユダヤ人の智慧の結晶が「タルムード」につまっています。
説話や寓話で語られているものも多く、この本の中でわかりやすく紹介されています。
この説話や寓話ですが決まった結末がなく、「さあ、あなたならどうしますか?」というように問いかけや選択肢が与えられるものが多く、考えさせられるものが多いのが特徴です。
日本昔話やイソップ童話では教訓として結末があるのが普通ですが、「自分ならどうするか」頭を使って考える機会が多いところが面白いと感じました。
現代ビジネスにも通じるユダヤ人の智慧
強欲にならず、小さな成功を確実に積み上げていくこと。
適正にリスクをとること。
「痛みなくして得るものなし」”No pain,no gain”の原則。
などなど・・・
現代社会で生きていく中でも活かせる智慧が多く詰まっていることがこの本を読むとわかります。
これって、ビジネスの進め方や投資の場面でも通じる智慧ですね。
この本を読んで改めて気づかされることも多く、非常に勉強になりました。
強烈に印象に残った「レハレハ」という言葉
「すべてを捨てて、新しい土地へ進め」という意味が込められている「レハレハ」という言葉が出てくるのですが、これが強烈に印象に残っています。
全てを捨てるって相当な覚悟と勇気が必要なはずです。
新しい道に進むために、時には勇気をもってゼロから始めなければならない。
そうすれば新たな自分を見つけられるという示唆が含まれ詰まった言葉です。
今まで得たものにしがみつくような現状維持に徹するだけでは新たな自分に出会うことはできない。
現状に不満を漏らしながらも、何も捨てず、行動しない。そんな態度ではいけないのだと。自分はそうなっていないだろうかと考えさせられました。
まとめ
ユダヤ人成功者の考え方は「タルムード」の教えが基となっている。
ユダヤ教の聖典「タルムード」の教えには現代で生き延びていくために必要な智慧が詰まっている。
現状を変えていくための考え方のヒントを得ることができ、とても勉強になる本でした。
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